haremamestaffのブログ

代官山駅から徒歩1分!音楽や落語、トークショーなどの文化を発信するイベントスペース「晴れたら空に豆まいて」のスタッフブログです。

略称とマメロマンティック

シュッとした名前の多いライブハウス界隈の中では、「晴れた空に豆まいて」という名前はとても長くて覚えづらい。
だからいろいろな略し方をされることがあります。
最も多いのが「晴れ豆」あるいは「ハレマメ」でしょうか。
実際、晴れたら空に豆まいてが入っている商業ビルの一階案内には「晴れたら空に豆まいて」とフルで書かれた下に「HAREMAME」と掲示されています。
他にも「晴れ空/ハレソラ」と呼ぶ方もいますし、変わったとことでは「ソラマメ」を呼称とする一派も存在します。

英語を母国語とする方達には「HARETARA SORANI MAMEMAITE」ではいささか呪文めいて聞こえるからでしょうか、今では「HAREMAME」もしくは「MAME ROMANTIC」と呼ぶ方が多いようです。
試しにGoogleマップで「HAREMAME」と検索してみれば、なるほど代官山のライブハウスがヒットしますし、それは「MAME ROMANTIC」で探してみても同じです。

はて?豆?ロマンティック?とその不思議な語感に首を傾げる方も多いと思いますが、この「あだ名」は18年前の開店当初から店側が掲げていたもので、晴れ豆スタッフのメールアドレスのドメインも@mameromantic.comとなっています。
ここからは私の勝手な見立てですが、系列店の青山「月見ル君想フ」は晴れ豆に先んじること2年はやくオープンしました。
そんな「月見ル」をまず「Moon Romantic」と自らあだ名したことが「MAME romantic」誕生のきっかけではないかと睨んでいます。


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晴れ豆が入っているテナントビル一階にある案内サインサイン

 

バンドティーシャツ

ライブハウスにバンドティーシャツは付き物です。
街中のライブハウスへ行けば、必ずバンドティーシャツを着たバンドマンやそのお客さんに会うことができます。
ただし、ここにバンドティーシャツという場合、厳密に「バンド」のティーシャツではなく、ソロアーティストのティーシャツも含むことにしましょう。
つまりライブハウス物販で買えるであろうティーシャツ、といった方が正しいかもしれません。
 
さて、晴れ豆の場合はどうでしょうか?
正直なところ、イベントによってお客様の傾向がまったく違うため、全体的にどんなバンドティーシャツが多いか、という統計は取れないような気がします。
それでは働いているスタッフに関してはどうでしょうか?
先日行われたミーティングに集まったスタッフ9名の上半身を検証してみましょう。
なお9名はキッチン、制作、PA経理などさまざまな役割の人たちで構成されています。
以下、その結果・・・

テリー・ライリー「モノトーン」Tシャツ×2
テリー・ライリー「レインボー」ティーシャツ×1
テリーライリー「in C」ティーシャツ×1
エル・ハル・クロイ「胸元ロゴ」ティーシャツ×1
シーナ&ザ・ロケッツ「真空パックティーシャツ×1
ビョーク「デビュー」Tシャツ×1
無地のティーシャツ×1
民族柄のワンピース×1
 
蓋を開けてみれば、なんと各種テリー・ライリーティーシャツ着用者が4名もいる結果となりました。
(実を言えば、テリー・ライリーTシャツを同時に4枚見たことが、この記事を書くきっかけとなりました)
そして面白いことに、現場ではなく主に経理や事務を担当するスタッフはバンドティーシャツではなく、無地の衣類を着用していました。
もう一人、民族柄のワンピースというのは、インド文化を愛しダンスやラーガも学んでいる女性スタッフの衣服です。
ですから、その衣装はラビ・シャンカールのバンドティーシャツ着用と言えないこともありません。
 
翻って言えば、現場のスタッフは全員バンドティーを着用していたということになります。
それはちょうどムシムシと暑い夏の始まりであることも関係しているでしょう。
冬であればこの結果にはならなかったであろうからです。
 
全国に散らばるライブハウスによって、どんなバンドティーシャツが着られているかの傾向はそれぞれでしょう。
さてあなたの贔屓にするライブハウスではどんなバンドティーシャツが流行っているでしょうか?
 
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晴れ豆インターナショナル活動報告

晴れ豆では通常の興行に加え、「晴れ豆インターナショナル」という名で動いているプロジェクトがあります。
 
ここ一ヶ月だけでも、ファビアーノ・ド・ナシメントアリス・フィービー・ルーデヴェンドラ・バンハート、ギャン・ライリー、ノア・ジョージソン、とさまざまな個性のミュージシャンを迎え、代官山だけでなく、いろいろな場所で演奏会を企画してきました。
 
例えば5月19日には、北鎌倉の浄智寺の中にある茅葺き屋根の書院内で、ファビアーノ・ド・ナシメントの演奏会が開催されました。

浄智寺境内にあるライブ会場となった書院内
名刹のひしめき合う北鎌倉ですが、浄智寺小津安二郎氏や澁澤龍彦氏、三木卓氏など独特の美意識で今も愛されている文化人とも所縁のある古刹のひとつです。
 
この日は個性的な形のスピーカーを用意し、大正13年に建てられた日本建築の粋がそのまま残っている書院の環境を活かした音作りで、ライブハウスとは違う環境と音響を楽しんでもらうよう計画していました。
 
実際ファビアーノの繊細なギターに応えるように、開け放たれた三方へと続いている花咲く庭から小鳥のさえずりが響いてくる、信じられないような美しい瞬間に何度も驚かされました。

書院は可憐な庭で囲われています
バーチャルではない実際の桃源郷とはこんなものだろうか、と納得されるようなサウンドスケープは、ライブハウスの磨き上げられた音とは違ったナチュラルなよろこびに満ちています。
 
陽が沈めばどこか音もしっとりとしてくるようで、街中とは違った静謐で柔らかい闇に音の連なりが溶け込んでいくようです。
 
今回は一例として浄智寺でのファビアーノ・ド・ナシメントをご紹介しましたが、また改めて「晴れ豆インターナショナル」の活動を紹介していきたいと思います。
 
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チラシかフライヤーかそれが問題だ

 

昔よりは減りましたが、ライブハウスにはいろんな種類のフライヤーが置いてあります。晴れ豆で開催するイベントのみならず、出演するミュージシャンが持参する他店開催のものや演劇や映画のチラシなどさまざまです。
ときには「フライヤーを置かせてもらえませんか?」と道場破りさながら、突撃してくる人もいます。
晴れ豆では、先方の様子が並外れて非常識でない限り快く受け取り、スペースが許す限り設置するようにしています。
先日は某大手プロモーターの社名を名乗る男性がふらっと現れ「某ロックフェスの最終ポスターが刷り上がったので掲示のご協力をいただけませんでしょうか?」と物腰柔らかく大判のポスターを拡げてみせます。
聞けば「できれば貼ってほしいが、もちろん強制ではなくご協力をお願いしております」と職務質問をする警察官のような口ぶりです。
もちろん断る理由はないので、快く受け取ろうとすると「こちらに受け取りの証明として、御社名とサインをお願いしたいのですが…」とガサゴソポーチをまさぐっています。
ボールペンと一緒に差し出されたペライチには、殴り書きされた近隣のライブハウス名と担当者の姓名が並んでいました。
なるほど、いつかのお正月に見た臨時バイトの郵便配達夫が年賀状を側溝へ捨てていた、というニュース報道を思い出し、なんとも複雑な気持ちになったことです。

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受け取ったポスターをまるで新聞でも精読するかのように細かくチェックしていく弊店スタッフ

 

防音扉

 
晴れ豆はライブハウスなので、事務所とフロアーとは防音扉で隔たれています。
 
つまりフロアーで大勢の人たちを甘美にしているライブハウスならではの魔法じみたサウンドは、防音扉によって事務所あるいは代官山の街自体と隔絶されながら鳴っています。
 
(ここでは論点ではないので端折りますが、ライブハウスとは特殊な音響空間であり、街に独立したエアポケットのようなスポットでもあるはずです)

だから終演後など、他のスタッフが皆帰ってしまって事務所に一人しか居ない時など、フロアーへ出向く際は電話の小機をポケットに忍ばせて行く習慣があります。

フロアーで誰かと話し込んでいるときに、事務所で電話が鳴っても気づかないなんてことを防ぐためです。
 
こんな時代ですが、昼夜問わず晴れ豆の電話機は比較的よく鳴ります。
 
しかし小機があれば、フロアーに居ながらご予約の電話に気付くこともできますし、忘れ物の連絡に対応することだってできます。

そしてどんなに楽しい晩にも、終電の時間は冷酷に迫ってきます。
何であれ、物事の去り際は常に唐突であるからです。
 
終電の時間に気付くと同時に、急いで荷物を背負って地上階へのエレベーターに飛び乗ると、精一杯の駆け足で代官山駅改札までダッシュする。
 
ギリギリで電車の到着に間に合いホッとするのも束の間、渋谷で山手線に乗り換える頃には、まさぐるポッケの中にお店の電話の小機を見つけたりします。
 
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BARRIO GOLD RECORDS/Music Camp,inc. 25th anniversary

 

先日はチカーノ音楽とチカーノ文化をストイックに追求するBARRIO GOLD RECORDS/Music Camp,inc.の25周年パーティーでした。

 

店内はメキシコ製のエキゾチックな旗で装飾され、フロアーには下高井戸のTRASMUNDOWD Soundなど個性的かつインディペンデントなお店が出店。

桟敷席では国産無農薬在来種とうもろこしのトルティーヤでお馴染み八王子の名店TACOSAVEが出張出店し、みんなの舌を驚かせていました。

 

ステージではレジェンド打楽器奏者WILLIE NAGASAKI率いるTRIO 、そして那須は黒磯から殴り込みのTHE KILLERSTONEがフロアを揺らします。

 

結果それぞれがそれぞれの方法でBARRIO GOLD RECORDS/Music Camp,inc.主催宮田氏の無骨で真にインディペンデントな活動をお祝いする、ヒトの五感をフルに刺激する凄まじいまでのパーティーとなりました。

 

晴れ豆のキッチンでも特別メニューとしてペルーの伝統的な料理、ロモサルタードを提供していました。

長時間マリネした牛肉をさっと炒め、野菜とフライドポテトで盛り付けたあと、マスタードパクチーで仕上げた、たいへんエキゾチックな一品です。

受付を担当していた私にも、この特別メニューがまかないとして振る舞われます。

この僥倖は晴れ豆スタッフが誇っていい特権のひとつです。

正直なところ腰が抜けるほど美味かったので(その100分のイチも伝わることはないでしょうが)皆さまもどうぞその目でご賞味ください。

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パーティー最後にDJをする主催シン・ミヤタ

 

久々のスタッフブログです。

皆様、初めまして。

私、20225月から晴れたら空に豆まいて、店長を務めさせて頂いてます、首藤晃志(しゅとうこうし)と申します。

こちらのスタッフブログ、前回の書き込みからかなりの時間が経ってしまいました。申し訳ございません。

片肘張らず、日々の様々なトピックスをスタッフの言葉で皆様にお伝えできたらと思います。

毎日趣向の違うイベントが繰り広げられておりますが、目眩を起こさず、逆に正気に戻って行くこの心持ちは、心ある出演者様、お客様、関係各位に支えられているおかげでございます。

ありがとうございます。

それでは、改めてよろしくお願い致します! 首藤